ロスカットの水準を決める|デイトレ生活!短期売買FXで素早く儲ける必勝法
ロスカットはポイントベースではなく金額ベースで考えよう

ロスカットの水準を決める

短期トレードは、たとえば1ドル=80円で買って100円で売るというような大きな利ざやを狙って取引するものではない。それこそ1ドル=80円で買って、80円10銭で売るというように、小さな利ざやを積み重ねていく取引手法になる。

 

当然、小さい値幅で実利益を極大化するためには、レバレッジを大きくしなければならない。

 

レバレッジはFXの最大の特徴であり、武器である。だから私から「レバレッジは何倍までにしたほうがいい」というアドバイスもしない。なぜならせっかくのチャンスを逃すことにもつながるからだ。ただ、レバレッジを大きくすると、今度は保有しているポジションに対して、逆の方向に相場が動いた時に被こうむる損失も大きくなってしまう。

 

もちろん、外国為替証拠金取引では損失があらかじめ決められた一定の水準に達すると、強制ロスカットが行なわれるため、預託している証拠金以上に損失が膨らむようなことは原則ない。しかし、そこまで大きな損失を被ってしまうと、今度はその負けを取り戻すのが容易ではなく、無謀なギャンブル的投資を行なうことになってしまう。

 

たとえば、預託した証拠金額が100万円で、50万円の損失が生じたとしよう。率にして50%の負けである。この程度なら、簡単に取り戻せるだろうか。実は残念なことに、なかなか取り戻すことができない。確かに、100万円の投資元本に対して50万円の損失ということは率にして50%の損失だが、残った50万円を100万円にするには、単純に計算して50万円が倍にならなければならない。つまり100%の値上がり率が必要ということになる。そうなると、もはや100万円の投資元本を追うのではなく、投資元本は50万円と考えて、再出発したほうがいいだろう。現状を認識し、すぐに損失を取り戻すのではなく、小さい儲けを積み重ねて目指すべきだ。

 

しかしそこまで損失が拡大する前に、自分の意思で損失をカットすることがベターである。初めから大きく狙わずに、常に損失を少なくする「ロスカット」が重要となる。ロスカットの基準を決める方法には2つある。「損失がいくらになったらやめる」という金額ベースの考え方と、「1ドル=100円が99円50銭になったらやめる」というポイントベースの考え方だ。

 

どちらを選んでもいいが、個人的には前者のほうがわかりやすいと思う。たとえば、1万ドルの買いポジションを持っている時と、10万ドルのポジションを持っている時では、ポイントベースで計算した時、生じるロスが大きく異なる。たとえば、100円が99円50銭になったところでロスカットすると決めた場合、買いポジションの額が1万ドルであれば5,000円だが、10万ドルだと5万円になる。証拠金が10万円だとすると、金額ベースで見た時、前者は5%のロスだが、後者は50%にも達してしまう。この差は非常に大きい。

 

したがって、金額ベースでいくらの損失が生じたらロスカットするというように決めておいたほうが、合理的だろう。自信のある相場であれば、当然ながら建てるポジションの額も大きくなる。自分が取るポジションの大小に応じて、より柔軟なリスク管理を行なうためには、やはり金額ベースでロスカットの水準を決めたほうがわかりやすい。

 

そして決めたロスカットルールはきちんと守ることだ。思惑通りにいかずに「こんなはずではない」とズルズルと引き延ばせば、大きな損失を被ることになる。一度、大きなロスを被ると、それを取り戻そうとして無理なトレードに走りがちになる。それが、ますます傷口を広げる結果につながる。ロスカットはきちんと行なうようにするのが、リスク管理の第一歩だ。

局面での負けは潔く認め、トータルでの勝ちを目指せ!