為替のデイトレでは逆張りの繰り返しは厳禁トレンドに乗るのが基本
順張りと逆張り
一般的にデイトレーダーと呼ばれている人たちのトレーディングを見ていると、逆張りをするケースが多いようだ。逆張りとは「上がったところを売り、下がったところを買う」という手法である。この手法は株式投資でよく見られるものだが、為替取引の場合、あまり逆張りはおすすめできない。
株式の場合は、いわゆるフェアバリューといって業績や資産などいくつかの観点から「適正」と考えられる株価を算出することができる。もちろん、実際にマーケットではそこに期待値が含まれるため、フェアバリューに対して割高になったり、逆に割安になったりする。そこに逆張りをする余地が生まれてくる。つまり、フェアバリューに対して割高の水準まで株価が上昇した時は売り、割安の水準まで株価が下落したところで買うという取引が成り立つ。
ところが為替レートにはフェアバリューは存在しない。そのため、為替マーケットの参加者は一定のトレンドに乗ってポジションを取る傾向がある。つまり、逆張りを繰り返しているとトレンドと逆のポジションを持つことになり、ロスカットされる水準まで持っていかれることになる。もちろん、トレンドはいつか終わるのでまた元の水準に戻ってはくるが、その前に強制ロスカットされてしまったら何にもならない。
こう考えると、為替の場合は逆張りするよりも、トレンドに乗ってポジションを取るという順張りを選んだほうが利益が出やすくなる。
だいたい1〜2週間の値動きを見て、たとえば円安にトレンドが生じている場合には外貨ロングのポジションを持ち、逆に円高にトレンドが生じているような場合は外貨ショートのポジションを持つようにする。トレンドが生じている時に逆張りをすると、まず間違いなく逆の方向に持っていかれてしまう。過去1〜2週間の動きが円安トレンドの時、ちょっと円安が進んだからといって外貨ショートのポジションを作ると、さらに円安トレンドが進んで、損失が拡大してしまうのである。たとえ短期トレードであったとしても、円安トレンドの時に逆張りをするのは命取りになる。
逆に、まったくトレンドが発生していないような時は、無理に仕掛けないほうがよい。もみ合い相場で利益を得るのは難しい。下手をすると自分が取ったポジションに対して相場の動きが裏目、裏目に出てしまい、何度も負けを繰り返すことになる。もみ合いの中でこのような状況に陥おちいった時には、思い切ってポジションをすべてカットし、休みを入れたほうが得策だろう。
1日の中で利益を確定させるデイトレは、時間という制約も伴っているのだ。それならば少しでも値が動く局面を待ち、そのような展開になったらすぐに参戦できるように準備しておくべきだろう。
